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本動画では、独自の発電評価指標「sPR(Simplified Performance Ratio)」を活用し、千葉県の低圧発電所で実際に大幅な収益改善を達成した事例について、エナジービジョン社の奥山氏により詳報します。

【動画の要約】

「草刈り年2回」でも防げなかった発電低下

事例となるのは2021年秋に相談を受けた千葉県の発電所です。所有者は「年2回草刈りをしているから雑草の影響はないはずだ」と考えていましたが、sPRによる経年監視解析を行ったところ、稼働3年目の2019年頃から急激な発電低下が発生していることが判明しました。 草刈り報告書の日付とsPRのグラフを突き合わせた結果、草刈りのタイミングが良い時は発電量が回復しているものの、タイミングがずれた時期には雑草が伸びて発電量が大きく落ち込んでいることが分かりました。年2回の草刈りだけでは、適切なタイミングで行わない限り、効果が限定的であることがデータとして可視化されたのです。

除草剤の失敗を経て、防草シートの導入へ

当初はコストを抑えるため、2022年から土壌処理剤(除草剤)による「草を生やさない管理」を試みました。しかし、春の散布量が不十分だったことなどが影響し、夏には雑草が繁茂して失敗に終わりました。 そこで、長期的なコストと効果を再検討し、約100万円をかけて高品質な「防草シート」を導入する提案を行いました。初期費用は高額ですが、sPRを用いて「現状どれだけ損をしているか」「対策でどれだけ取り戻せるか」を数値で具体的に示したことで、所有者の納得を得て2023年3月に施工が完了しました。

年間42万円の増収、投資回収は3年以内の見込み

防草シート導入後の効果は劇的でした。施工後は発電量のグラフ(sPR)が右肩上がりに回復し、凹凸のない安定した発電状況を維持しています。 もっとも発電効率が悪かった時期と、直近1年間を比較すると、年間売電収入は約42万円(41万5000円)増加しました。当初のシミュレーションでは年20万円程度の回復で投資回収に5年かかると見込んでいましたが、予想以上の成果により、2年半から3年程度で投資回収が完了する見通しとなり、所有者にも大変喜ばれているとのことです。

sPRによる「損をしないメンテナンス」の実現

今回の事例では、フェンス外から侵入するツタ対策として別途除草剤を併用するなど、きめ細かな対策も行われています。奥山氏は、独自指標であるsPRを使って継続的に数値を追跡することで、費用対効果の高い「損をしないメンテナンス」が可能になると強調しています。


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