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2025年5月に改正された太陽光発電設備の技術基準(省令)により、雑草対策のあり方が大きく問われています。

本動画では、新エネルギーO&M協議会の大門専務理事と、白崎コーポレーションの鎌田氏が、太技省令改正のポイントと、収益を最大化するための防草シートの選び方について解説しています。

【動画の要約】

改正省令により「枯れ草の放置」が不適合に

2025年5月の省令改正により、パワーコンディショナーなどの発火源となる恐れがある機械器具の周辺に、枯れ草等を放置することが不適合となる可能性が出てきました。

これは2024年、パワーコンディショナーからの出火が下草に燃え移り、大きな火災事故につながった事例を受けた措置です。 これに対応するためには、単に草を刈ってその場に倒す「刈り倒し」ではなく、刈り取った草を撤去するか、難燃性の防草シートや砕石を敷くなどの延焼防止措置が必要となります。放置された枯れ草は事業継続上の大きなリスクとなるため、適切な対策が求められます。

年2回の草刈りよりも防草シートが収益面で有利

対策として防草シートを導入することは、コスト増ではなく収益増につながる可能性があります。

実際に年2回草刈りを行っている発電所でも、草の影により発電効率がピーク時より約17%低下しているデータがあります。

10年以上使用できる防草シートを導入した場合と、年2回の草刈りを継続した場合を比較したシミュレーションでは、10年間で約250万円の収益差(シートの方が有利)が出ると試算されています。

これは、草刈り費用の削減に加え、雑草の影がなくなることによる売電収入の増加が見込めるためです。

「安物買い」で失敗しないための選定ポイント

防草シートなら何でも良いわけではありません。失敗事例として多いのが、砂利下などに敷くためのシートをむき出し(暴露)で使用し、数年でボロボロになってしまうケースです。

10年以上長持ちさせるためには、以下の点に注意して製品を選ぶ必要があります。

• 耐久性と遮光率:
厚みだけでなく、密度や繊維の構造が重要です。例えば白崎コーポレーションの「ウィードシールド」は、防草層と紫外線防御層の2層構造で耐久性を高めています。

• 実証データ:
促進耐候性試験(ウェザーメーター)などのデータや、実際の現場での長期使用実績があるかを確認しましょう。

• 透水性:
雨水がたまらず、適度に地面に浸透する透水係数を持つものが望ましいです。

施工品質とピン選びが寿命を左右する

どれほど良いシートを選んでも、施工が悪ければ隙間から雑草が生えてしまいます。特に重要なのが「固定ピン」の選定です。地盤の硬さや石の多さに応じて、U型やL型などのピンを使い分ける必要があります。

また、ピンの浮きを防ぐために重ね部に接着剤を使用したり、構造物のキワを専用テープで処理したりするなど、隙間を作らない施工が長寿命化の鍵となります。

公共工事で15年以上の実績とメーカー保証

動画内で紹介されている「ウィードシールド」は、公共工事で15年以上使用されている実績があり、これを根拠に「10年保証」を提供しています。

当初はコストがかかっても、長期的な視点で耐久性の高いシートを選び、適切に施工することが、結果としてメンテナンスコストを下げ、発電事業の収益性を高めることにつながります。


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