太陽光パネルの洗浄機の開発やパネル洗浄サービスを提供しているPV Japan株式会社の山田様に、発電量の経年低下を発電効率で視覚化できる「発電奉行」 の導入前課題、導入後の効果についてお伺いいたしました。
パネル洗浄の効果を数字で示すことができず、費用対効果を示すのが難しかった
ーーー「発電奉行」を導入する前はどのような課題をお持ちでしたか
弊社は太陽光パネル洗浄機の開発及び洗浄サービスを提供しており、規模を問わず多数の太陽光発電パネルの洗浄を行ってきました。
当たり前の話ではあるのですが、太陽光発電事業者様としてはパネル洗浄できれいになるだけではなく、費用対効果を求められています。
ただパネルの洗浄によってどれだけ発電量が回復したかを数字で示すことができず、お客様にご納得していただくのが難しい状態でした。
またどうにかしてパネル洗浄の効果を数字で示せないか、ずっと模索していました。
事前にパネル洗浄による発電量回復の効果を診断できると確信
ーーー「発電奉行」導入の決め手は何でしたか
簡易的なPR値を基にお客様の発電所の状態が事前にわかることが決め手となりました。
PR値はソーラーパネルの最大出力に対してどの程度発電できているかを表す値ですが、この値を洗浄前に確認することでよりお客様が納得できる提案ができると思いました。
発電奉行の実際の画面
パネルの汚れがどのくらい発電量に影響を与えられるかが事前に判断できることで、パネル洗浄の必要性も事前に診断できるようになります。
過去の状態を数字データで読み取れることで、お客様の信用にもつながると判断しました。
まさに今まで模索していた「パネル洗浄の効果を数字で示す」ということが発電奉行ならできると感じました。
ーーー実際に活用してみてどのように役立っていますか
お客様の発電所でのパネル洗浄の必要性について、事前診断が可能になりました。
遠隔監視から見れる突発的な発電量低下でしか判断していないお客様へ、パネル洗浄による長期的な発電量改善への効果を示すことで、お客様の判断材料と弊社への信頼として絶大な威力を発揮しています。
以前は、発電事業者様だけでなく提携のO&M企業様からも「パネル洗浄の費用対効果が分からない」ということでパネル洗浄の必要性に疑問を持たれている状態でした。
それが「発電奉行」を使うことで、発電量低下の原因がパネルの汚れなのか、別の要因なのかが分かり、事前にパネル洗浄による発電量回復が見込めるかどうかがわかるようになったのは大きいですね。
実際にパネル洗浄によって発電効率が回復するかどうかの診断を事前に行う「コミット洗浄」というサービスの提供にもつながっています。
新サービスにおいては発電効率が14%以上も回復した事例も出てくるほどです。
新規顧客開拓とお客様からの信頼獲得の両面で役立っています。