メンテナンスの枠組みを作るのも大変、重い腰が上がらなかった入会前
ーーー入会経緯を教えてください
弊社では太陽光発電の施工から販売まで手掛けているのですが、メンテナンスは今まで手つかずでした。
施工・販売業務で忙しく、販売後のメンテナンスについては暇を見て対応している、ぐらいの状況でした。
メンテナンスはメインの事業にはなりにくいので、関心がなかったわけではないのですが、なかなか重い腰が上がらなかったんです。
それで、いつになったらできるのか、ということもあり、新エネルギーO&M協議会に入会しました。
ーーー入会前は具体的にどのような課題がありましたでしょうか
もう課題だらけでしたね。販売後の太陽光発電に関しては何もやってこなかったに等しいので。
メンテナンスもすればいいというよりも、お客様にメンテナンス内容を報告したり、案内を書いたり、案内の出し方など、枠組みを作る必要があります。
ただその枠組を作るのも大変なんです。
「点検行って来い」と言うだけならできますが、お客様にサービスとしてどんな形で提供するのか、一社だけで決めてやるのは無理がありました。
新エネルギーO&M協議会にはそういったひな形、テンプレートがあり、大変助かりました。
有償でO&Mを提供できるところまでサービス内容を固められました
ーーー入会後、どのような成果がでましたか
サービスとしてO&Mを提供できるところまでこぎつけられました。
去年は先ほど申し上げた通り、課題だらけだったのですが、協議会で学びつつお客様に提供できるレベルまでサービスを作ってきました。
今年は、これからお客様からお金をいただいてサービスを提供していこうとしています。
実際にメンテナンスをしていく中で、不具合対応については徐々に洗練させていけたらと考えています。
ーーー今後協議会に求めることについてお聞かせください
葛谷:想像以上にいい仕組みになっていて、今のところはありません。
メンテナンスの仕組みをゼロから自前で構築するのはすごい労力がかかることなので、サービスの枠組みを教えていただいたのはとても助かりました。
メールでこまめに業界情報もいただけますし、情報はすごく大切なものなので、とても助かっています。
点検をシステムで管理できるPVトレーサビリティシステムが便利
ーーー最後に新エネルギーO&M協議会のどのような点がおすすめか教えてください
葛谷:PVトレシス(PVトレーサビリティシステム)がとても便利ですね。
点検を個別で管理しようとしても、大変な作業になってしまします。
PVトレシスで管理していけるので業務が効率化できてとても役立っています。