太陽光発電設備の保守・運営サービスから、収益やランニングコスト改善まで提案している株式会社ウィンフィールド・オペレーション&テクノロジーの渡辺様に、発電量の経年低下を発電効率で視覚化できる「発電奉行」 の導入前課題、導入後の効果についてお伺いいたしました。
収益シミュレーションのエビデンス不足でシミュレーションの根拠が乏しい状態だった
ーーー「発電奉行」を導入する前はどのような課題をお持ちでしたか
弊社は太陽光発電設備の保守・運営サービスを提供しています。
低圧発電所のFITの買い取り価格は10円と下がってきており、お客様が投資の判断をする目もシビアになってきています。
太陽光発電投資の提案時の収益シミュレーションにおいても、O&Mにかかる費用や投資対効果もより信憑性がある数字を出すことが求められていました。
ただ残念ながら私にそこまでの知見がなく、事業提案をする時にエビデンスとなるデータが不足している状態でした。
結果として事業提案における受注のネックともなっていました。
発電量が明確に何%落ちているか視覚化できる、費用も月額1万円で導入も容易
ーーー「発電奉行」導入の決め手は何でしたか
「発電奉行」自体の実用性と、導入しやすい費用負担が決め手となりました。
「発電奉行」は、実際の発電所から発電量のロスを算出する際の指標となるデータを取得できます。
お客様へのご提案の時にこのデータをエビデンスとして活用できると思いました。
「発電奉行」を用いれば、明確に発電量が何%落ちているかが視覚化でき、提案時にもお客様に理解していただきやすいです。
実際に発電効率の減少幅と原因もわかり、より説得力がある数字でエビデンスを出すことができています。
また、新エネルギーO&M協議会の会員であれば、利用料が月額1万円で使えるのも大きかったです。
どうしてもこういったツールは費用が高くつくものですが、非常に導入しやすい金額で助かっています。
また担当営業様のお人柄が好印象だったのも決め手となりました。
具体的な数値でシミュレーションを示せ、提案により説得力を持たせられるように
ーーー実際に活用してみてどのように役立っていますか
実際の発電所データを基にした発電量の増減のシミュレーションを数値で示せるため、お客様への提案時に説得力を持たせることができています。
特にいつどのような費用がかかるのか、また売電収入がいくらになるのかといった数字の裏付けができるのは大きいですね。
以前はパワーコンディショナーの交換や除草対策の費用ぐらいしか具体的な数字が出せず、それ以外の費用負担や売電収入の増減についてはアバウトな数字しか提示できていませんでした。
現在はデータを基にした改善後の予想発電量や売電収入を提示でき、お客様に以前よりも信頼していただけているという実感もあります。
会費とシステム利用料も良心的ですし、充分投資費用が回収できそうです。