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「次世代型O&M」とは

「発電量回復」「発電低下対策」など立派な看板をいくら掲げても、保守点検、駆付け、草刈り、洗浄・・・だけでは看板倒れ。
発電量の低下による損失額を数値で把握して初めて、コスパの高い対策ができます。
草刈りにしても、一律で5月や夏にやれば良いわけではありません。
雑草による損失額を数値で把握してこそ、一番効果的な実施時期を決定できます。
「次世代型O&M」は、
「発電管理」を柱として、発電量の低下が見えたら機動的に動く、「メンテナンス(O&M)の新たな方法」です。

費用対効果がはるかに高く、発電の長期的な維持の他、事故のリスクコストの削減を実現します。

「次世代型O&M」を実現する独自ソリューション

ソリューション項目 概要 当法人の商品名 特色 備考
日常監視 毎営業日の定時にロボットにより発電量を自動監視 目付役
PCS別に定時の発電量を一覧にして発電所オーナーと共有 PCS別の発電量は、遠隔監視システムがPCS別に監視している場合
日常監視による駆付け確認 日常監視により把握した異常について発電所へ駆付け確認 駆付け確認 駆付け回数無制限(1年間に何度でも駆付けを実施)  
経年監視 経年による発電量の低下傾向を数値化 発電奉行
(発電量解析システム)
発電量の低下傾向に応じて、回復策や最適な雑草対策などを提案 発電奉行による解析結果をシステム上で発電所オーナーと共有
リスク認証・補償制度 自然災害等のリスクコストを評価(数値化)し、損害保険で補償 ELITE
(エリート)

補償は、盗難担保・免責金額「0」。リスクの良い発電所に納得感のある補償料金で提供 メンテナンス契約に付帯して提供(補償のみの提供は不可)

自動化された機器による電気点検や、人手による草刈りなどは、いわば「コモディティ」。大抵のO&M事業者で内容にほぼ差がなく、例えば報告書が立派で凝っていても、それは無駄の塊です。メンテナンスの究極の価値は、発電量の低下を防ぐことです。
当法人は、非営利の社団法人として、当法人の会員(O&M事業者)経由で発電所オーナーへ提供する、上記のような独自のソリューションの企画・開発に取り組んでいます。これらのソリューションにより、 「義務だから」のメンテナンスを真にユーザー価値を実現するものへ変革します。

特に相談の多い「4大課題」への対応

課題1:発電事業の総コストを下げたい

「次世代型O&M」は、「発電管理」を柱とする「メンテナンスの新たな方法」です。
日常監視と経年監視(※1)により発電量の低下をもたらす短期と中長期の問題を把握し、問題が生じたら機動的に対応します。これにより画一的・定期的に行うオンサイト点検を最低限にし、費用を下げ効果を最大にします。加えて、リスク認証・補償制度「ELITE(エリート)」により、リスクの良い発電所の保険料コストを削減します。

※1「経年監視」とは:短期の異常によらない経年による発電量低下およびその要因を把握・推定し、回復策や効果的な雑草対策などを提案するサービスです。

課題2:発電量が低下しているのでは、と心配/
課題3:現在委託しているメンテナンスの費用対効果に疑問

保守点検では発電量を評価しないため、それが低下していても見逃します。発電量の低下を防止し回復する肝は、実のある日常監視と経年監視(発電傾向の定期的な把握)です。

目付役 目付役による日常監視
「やったふり日常監視」が見受けられます。アラートメールを見ていても、異常の半分程度を見逃します(当法人の検証による実績値)。ポイントは、「毎日見た」記録があること。「目付役」は、毎営業日の定時に発電量をロボットで自動監視するので、異常を見逃しません。
発電奉行

「発電奉行」(発電量解析)による経年監視
発電量の実績を独自のアルゴリズムで解析し、事故・故障や影、汚れなどによる発電量の低下傾向を数値で示します。発電量の低下要因のうんちくをいくら並べても、「知っているだけ」では役に立ちません。低下を数値で把握して、初めて有効な対策ができます。

課題4:損害保険に加入できない、保険料が理不尽に高い

「リスク評価検査」による評価値に応じた料金で、メンテナンス契約に動産総合保険(※2)を付帯します。
リスクの良い「ELITE(エリート)」発電所であれば、一般の火災保険に比べ半分程度のコスト(かつ免責金額「0円」、盗難も補償対象) 。例えば、新設時の10年補償が満期を迎える方であれば、今後 10年間で数10万円の差が出ます。上記の経年監視による発電傾向の評価と合わせて、転売時の評価にも活用可能です。
※2引受保険会社:東京海上日動火災保険株式会社(幹事)、三井住友海上火災保険株式会社

発電管理を活用している会員の声

トライル 平良様 株式会社トライル 代表取締役 平良 諒様
「発電奉行」で簡易に原因を特定、改善施策が明確に提示でき案件受注にもつながった
PV Japan 株式会社 山田 PV Japan株式会社 工務部リーダー 山田勇輝 様
パネル洗浄の必要性をデータで示せ、お客様の納得材料として効果が絶大
株式会社白崎コーポレーション 東日本第1営業部第3グループエリアマネージャー 鎌田 弘章様
取り戻せる売電収入を数字で提示でき、前向きに検討いただけるようになった
株式会社エナジービジョン 代表取締役 奥山恭之様
「発電奉行」でオーナーとの信頼関係が一発で築ける
有限会社シーエフ 有限会社シーエフ 代表取締役社長 吉田 晋平様
「発電奉行」の導入で現場点検と営業のクロージングが効率化
株式会社ウィンフィールド・オペレーション&テクノロジー 株式会社ウィンフィールド・オペレーション&テクノロジー 工事部 渡辺 大騎様
発電量の改善説得力ある提案ができるようになりより信頼していただける

 

こんな発電所オーナーにお薦め

メンテナンス業務に役立つ会員向けのその他のサービス

「発電管理(発電奉行・目付役)」、「次世代型O&M」、「ELITE(エリート)」の他に、メンテナンス業務を支援する次のようなサービスを会員の皆様へ提供しています。

1 メンテナンス契約書などのひな形の提供

次世代型O&Mを活用するのに必要なチラシ、契約書等のひな形を提供。

2 セミナー 等

太陽光事業者向けに、「O&M技術セミナー」や「太陽光安心セミナー」を開催し、O&M最新技術の紹介、事業に役に立つ参考情報などを適宜提供しています。詳細はこちら

3 O&M業務の実施・管理システム「PVトレーサビリティシステム」(略称「トレシス」)
メンテナンスの個別業務の日程管理、図書や写真の保存など、低単価のメンテナンス業務を効率化するWebシステムを会員へ提供(5GBまで無償)。
・発電所オーナーや再委託先とも共有が可能。
・写真付き報告書も簡単に作成。詳細はこちら
参考 相互支援ネットワークの構築へ向けて取組を開始

太陽光発電所は各地に所在。一方、メンテナンスは低単価で、遠隔地へ行く移動費が無駄。
遠隔地の業務を相互に頼み頼まれすれば、例えば、低圧発電所の草刈り1回30千円も実現可能。小さなマーケットゆえ、仲介サイトやプラットフォーマーは無用。相互信頼ベースがあれば十分。

こうしたネットワークの実現へ向け、非営利社団法人の立ち位置で、会員の枠を超えて取組を開始しました。詳細はこちら